Niigata Linux を使う!(2)

2006年2月作成  このレポートは1.1を使用しています。

ここに書かれていることを実際に行った結果、発生した損害等については、こちらは責任を負わないものとします。


・まずはインストール!

 インストールしないことには何もできないので、早速やりましょう。

 

 最初にNiigata Linuxのページに行って、CDに焼くためのISOファイル(ディスクイメージファイル)をダウンロードしてきます。

はい、ダウンロードしました。

 

 このISOファイルを、CDライティングソフトのディスクイメージ書き込み機能を使って、CDに書き込みます。(ISOファイルをそのまま書き込まないように注意して下さい。もし、やってしまったら…、どうしようもないのでドナドナでも歌いましょう (^^ ))

 メディアはCD-RでもCD-RWでも、どちらでもOKです。

 

 書き込みが終わるまでしばらく待ちます。

 

 

さて、終わりました。

こんなアイコンが出てきました。

 

 

中に入ってみると、こんな感じになっていました。

Windows関連のファイルしか見あたらないので、どうやら、Niigata Linuxの本体はここでは見ることはできないみたいです。

 

 

\win32\SetupNiigataLinux.exeを実行してみたところ、この画面が出てきました。

このまま進むとNiigata Linux for Windowsがインストールされるみたいです。(今回はこのインストールはやりませんが…。)

 

 readme.htmを読んでみると、\win32\nossというところに新潟オープンソース協会オリジナルスクリーンセーバが入っているみたいなので、まずはそれをインストールしてみました。

Niigata Linuxの朱鷺のロゴに、NOSSの文字が出てくる、簡単なスクリーンセーバーでした。

 

 \nposystem-htmlの中には「NPO総合管理システム」のスクリーンイメージが収録されていました。

 

 

 それではインストールに行きましょう!

 インストールするパソコンの電源を入れて、Niigata LinuxのCDを挿入してしばらく待っていたらこの画面が出てきました。

 上のロゴ以外は、LinuxのCDブートではお馴染みの画面ですね。(これはLinuxを使ったことのある方しかわからないことですが…。)

 ここではそのままENTERキーを押します。

 

 しばらく待っていたら、Xが立ち上がって、この画面が出ました。

 

 リリースノート

 

 「次」を押したらこの「自動パーティション設定」の画面が出てきました。

 普通のLinuxでは自分の好きなように領域設定できたりするのですが(でも画面に似合わず(?)、結構マニアックな操作が要求されたりします。)、どうやらこのNiigata Linuxではこの3つ以外は選べないようです。

 

 次にブートローダー(Linux等をブートするためのプログラム)の設定が出てきました。

 

 Linuxのブートローダーは、有名なものとしてGRUBとLILOがあるのですが、このNiigata LinuxではGRUB以外は選べないみたいです。

 

 ネットワークの設定

 問題なければ、このまま「次」です。

 

 LinuxのログインとPostgreSQL(データベースソフト)の管理者パスワードの設定

 とりあえず適当に設定

 

 普通のLinuxなら、もっともっと色々な設定画面が出てくるのですが、このNiigata Linuxでは、これだけで準備が終わってしまいました。

 

 パッケージのインストールが始まりました。

 

 このNiigata Linux 1.1で使われているカーネル(Linuxのシステムの核)のバージョンは2.6.11-1.1369(Fedora Core 4[というディストリビューションがあるのですが…]と同じ)みたいです。

 Niigata Linuxは(公式では色々と事情があるらしく、公表はできないらしいのですが、ユーザの個人ページ等に出ている情報によると)そのFedora Coreをベースにしているようであり、またrpmも含まれているようですので(写真はありませんがインストール中に「rpmインストール」という表示が出ます。)、Fedora Coreのサイトに上がっている、Fedora Core 4のRPMを使って勝手なカスタマイズをすることができそうな感じです。

rpm・・・RPMというパッケージ形式で提供されているアプリケーションを(比較的)簡単にインストールできるプログラム

 

▼昔、柏崎トルコ文化村(現在はありません。)から買ってきた、トルコのお守り、「ナザルボンジュ」。

 インストール中にその辺りの棚を見ていたらあったので、撮影しました。

 

 インストールが終わりました。それでは再起動します。

 

 さて、来ました。

 

 ログイン画面です。

 「nishikigoi」(錦鯉)という名前がついているんですね。…まさに新潟ですね。

 アカウントはrootの分しか作っていないので、rootでログインします。(上の画面でrootと入れます。次にパスワードを聞いてくるので、先程設定したパスワードを入れます。)

 ログインすると#と出てきて、コマンド入力待ちとなります。

 

 あれこれコマンドを打ってみましたが、しかし、本当に何も入っていないですね。

 Niigata LinuxにはWebアプリ開発とは関係のないソフトはほとんど入っていないのでこのような真っ黒でコマンド直打ちな地味な画面になりますが、普通のLinuxでは1ページ前の写真にあったようなグラフィカルな画面が出ますので(出なくても、ここでstartxと入れれば、その画面が出ます。)、ご安心下さい。

 

 違うマシンでWebサーバにアクセス…。きちんと表示されました。

 

 システム管理ツール(Webmin)のファイルマネージャを使って表示させたNiigata Linuxの中身(ディレクトリ構成)です。

 あまり出来は良くないみたいですが、ここからファイルを転送することもできます。

 

 これでインストールは終わりましたが…、……Linux単体では何にもできないような感じなので(日本語の入力もできない上に、作ったWebアプリケーションをテストするために必要なツールもないような感じですので…。)、…これは他のマシンから接続して遠隔操作で使う…ということなのでしょうか?

 

▼UTF-8 TeraTerm Pro with TTSSH2(平田 豊さん、寺西 高さん作)というソフトでSSHを用いて遠隔操作しているところ。

 文字コードは、送信、受信ともに「EUC」に設定するといいみたいです。また、ウイルスバスターを使っている場合は、そのままではパーソナルファイアウォールによってフィルタリングされてしまうことがありますので、SSH(ポート22)のフィルタリングを解除しましょう。

▼UTF-8 TeraTerm Pro with TTSSH2(窓の杜)
http://www.forest.impress.co.jp/lib/inet/servernt/netuty/utf8teraterm.html

 

 …でもこれでもあまり便利ではないような…。

 

 ……どうせなので単体で色々できるようにカスタマイズしてしまいましょう。

 

次へ

inserted by FC2 system